遺品整理業のホームページ・チラシ・LP制作|依頼につながる集客設計を名古屋のデザイン事務所が解説

遺品整理の依頼を決めるのは、サービスを受ける本人ではありません。多くの場合、そのご遺族です。
突然のことで気持ちの整理がつかないまま、限られた時間で業者を探す。「遺品整理 ○○市」と検索して、出てきた数社を見比べて、不安を抱えたまま電話をかける——遺品整理業の集客は、この特殊な状況を前提に設計する必要があります。
しかも、比較されるのはホームページだけではありません。ポストに入っていたチラシ、提携先の不動産会社で手渡された案内、現場で目にしたトラックや看板。複数の接点が重なってはじめて、「ここなら任せられそうだ」という信頼が生まれます。
この記事では、名古屋でデザイン事務所をやっている立場から、遺品整理業の集客に必要なホームページ・チラシ・ランディングページ(LP)の使い分けと、それぞれの作り方を整理します。
遺品整理業の集客で押さえるべき前提
依頼者は「遺族」——不安と急ぎが同居している
遺品整理を探している人は、身内を亡くした直後の遺族です。悲しみの中で、相続や退去期限などの事情から「急いで決めなければいけない」状況に置かれていることが少なくありません。
だから、遺品整理業のホームページやチラシに求められるのは、派手なアピールではなく「不安を一つずつ取り除くこと」です。何をしてくれるのか、いくらかかるのか、どんな人が来るのか。この3つの疑問に先回りして答えられているかどうかで、問い合わせの数は大きく変わります。
「遺品整理+地域名」で探される
遺品整理は地域密着のサービスです。検索されるときも「遺品整理 名古屋」「遺品整理 ○○区」のように、ほぼ必ず地域名とセットになります。
つまり、全国区で有名になる必要はまったくなくて、対応エリア内の検索でしっかり見つかり、選ばれることがすべてです。ホームページには対応エリアを具体的に明記し、Googleビジネスプロフィール(地図検索)もあわせて整えておく。この地道な部分が、遺品整理業のWeb集客の土台になります。
料金の透明性と許認可が、選ばれるかどうかの分かれ目
遺品整理業界は残念ながら、「あとから高額請求された」「貴重品の扱いが不安」といったトラブルのニュースが出やすい業界でもあります。依頼する側は、それを知ったうえで業者を探しています。
だからこそ、料金の目安を隠さず出すこと、そして古物商許可や遺品整理士認定、損害賠償保険といった「きちんとした業者である証拠」を見せることが、そのまま競合との差になります。詳しくは後述しますが、この2点は媒体を問わず必ず盛り込むべき要素です。
ホームページ・チラシ・LPの役割の違い
遺品整理業の販促物は、大きく3つに分けられます。それぞれ役割が違うので、「どれか1つ作れば十分」というものではなく、段階に応じて組み合わせていくのが基本です。
ホームページ=信頼の土台
チラシを見た人も、紹介を受けた人も、依頼する前にはほぼ必ず社名で検索します。そのとき受け皿になるのがホームページです。
会社概要、サービス内容、料金、作業事例、許認可——比較検討の材料がすべてそろった「信頼の土台」としての役割を持ちます。他の媒体がどれだけ良くても、検索した先のホームページが古かったり情報が薄かったりすると、そこで離脱されてしまいます。
チラシ=シニア層と提携先に届く、紙ならではの媒体
遺品整理の相談は、故人の近隣に住むご家族や、高齢のご兄弟から来ることも多くあります。この層にはWeb広告よりも、ポストに入る紙のチラシのほうが確実に届きます。
もう一つ重要なのが提携先です。遺品整理の案件は、不動産会社、士業(司法書士・行政書士)、葬儀社から紹介される流れが太い業種です。こうした提携先に置いてもらう・手渡してもらうツールとして、チラシは今でも現役どころか主力級に機能します。
LP=広告やチラシQRコードの受け皿
ランディングページ(LP)は、1ページで「不安の解消→サービス→料金→事例→電話」まで完結する縦長のページです。Google広告やチラシのQRコードから来た人を、寄り道させずに問い合わせまで導く役割を持ちます。
ホームページが「じっくり比較する人」向けだとすれば、LPは「今すぐ相談したい人」向け。急ぎの依頼が多い遺品整理業とは、実は相性のいい媒体です。
看板・ロゴまで揃えると、効果が重なる
見落とされがちですが、遺品整理業は「現場が見られる」業種です。作業中のトラック、スタッフの制服、現場に立てる看板——これらが近隣住民への何よりの広告になります。
チラシで見たロゴと、検索して見たホームページと、街で見かけた看板のデザインがそろっていると、接点が重なるたびに記憶と信頼が積み上がっていきます。逆にバラバラだと、せっかくの接点が「同じ会社」として認識されず、効果を捨てていることになります。
実際に当事務所では、横浜市の「遺品整理 空」様のランディングページ制作にあわせて、A4チラシと看板のデザインも担当しました。Webと紙、現場のツールを同じトーンで統一することで、どの接点から知った方にも一貫したイメージが伝わるようにしています。
依頼につながる遺品整理ホームページの構成
料金表は「載せる」が正解
「料金を載せると安く見られる」「案件ごとに違うから書けない」と料金表を出さない業者さんは多いのですが、遺品整理では逆効果です。前述のとおり、依頼者が一番恐れているのは「あとからいくら請求されるか分からないこと」だからです。
間取り別の目安(1K:○万円〜、2LDK:○万円〜など)と、「料金が変わる要因」(物量、搬出条件、買取の有無など)をセットで載せる。これだけで「明朗会計の会社」という印象になり、載せていない競合との差がはっきりつきます。
作業事例はビフォーアフターと「人柄」で
作業前後の写真は、サービスの質を一目で伝えられる最強のコンテンツです。ただし遺品整理の場合、写真だけでは不十分で、「どんな人が来るのか」の不安に答える必要があります。
スタッフの顔写真と名前、作業への姿勢が伝わる一言。故人の家に他人を入れるという心理的ハードルを下げられるのは、結局のところ「人」の情報です。
許認可・保険の明記が、そのまま与信になる
古物商許可の番号、遺品整理士認定協会の認定、損害賠償保険への加入——こうした情報は、フッターや会社概要の隅ではなく、目立つ場所にまとめて載せてください。
トラブルの多い業界だからこそ、「うちはきちんとやっています」の裏付けを先に見せる。地味ですが、問い合わせるかどうかの最後のひと押しは、だいたいこういう情報です。
問い合わせは電話を最優先に
遺品整理の依頼者には、フォームより電話で話したい層が確実にいます。特に高齢のご家族はその傾向が強い。
電話番号はページ上部に大きく、受付時間とセットで固定表示。スマートフォンではタップでそのまま発信できるように。フォームも用意しつつ、主役は電話——この優先順位を間違えないことが大切です。
反響が出る遺品整理チラシの作り方
紙面に必ず入れる要素
チラシで反響を出すために外せない要素は、ホームページと共通しています。
料金の目安(間取り別が分かりやすい)、対応エリア、許認可の番号、そして代表者やスタッフの顔写真。加えて紙ならではの要素として、電話番号は紙面でいちばん大きい文字にすること。チラシを手に取るシニア層にとって、小さな電話番号は「かけられない」のと同じです。
ホームページへ誘導するQRコードも入れますが、あくまで補助。チラシ単体で「電話をかける」ところまで完結できる紙面が理想です。
配布はポスティングと提携先の両輪で
ポスティングは、対応エリア内に定期的に、が基本です。遺品整理は「必要になったとき」が突然来るサービスなので、その瞬間に「そういえばチラシがあった」と思い出してもらえるかどうかは、接触の積み重ねで決まります。
同時に、不動産会社・士業・葬儀社といった提携先への設置用も用意しましょう。手渡しされるチラシは、ポストに入るチラシより何倍も信頼された状態で読まれます。同じデザインで構いませんが、部数の配分は「ポスティング用+提携先用」の両輪で考えるのがおすすめです。
広告用ランディングページの設計
Google広告やチラシのQRコードの受け皿として作るLPは、1ページの中に流れを作ります。
冒頭で「こんなお困りごとはありませんか」と不安に寄り添い、サービス内容→料金の目安→作業事例→スタッフ紹介→許認可→そして電話番号、の順で不安を一つずつ解消しながら下へ誘導する構成です。
このとき気をつけたいのが、スマートフォンでの見やすさです。当事務所で「遺品整理 空」様のLPを制作した際は、パソコン版は1ページで全体が把握できる構成にしつつ、スマートフォン版は閲覧しやすいようにページを分割する設計にしました。LPは広告費をかけて人を連れてくるページなので、「見にくいから離脱」が一番もったいない。デバイスごとの最適化には手をかける価値があります。
制作の進め方と費用の目安
当事務所の場合、費用の目安は次のとおりです。
- ランディングページ:15万円〜(1ページ構成・スマホ対応。ページの長さにより変動)
- 会社案内ホームページ:30〜50万円(トップ+会社案内・サービス・実績・お問い合わせの5ページ構成、フォーム付き)
- A4チラシ:5万円〜(両面カラー100部〜)
- ロゴ・マーク:5万円〜(3案ご提案)
「まずチラシと受け皿のLPから始めて、軌道に乗ったらホームページを整える」という段階的な進め方もできます。詳しくは制作料金ページをご覧ください。
進め方は、ヒアリング → 構成・原稿 → デザイン → 制作 → 公開、という流れです。遺品整理業の場合、「料金の見せ方」と「信頼情報の整理」でつまずくことが多いので、そこを一緒に整理しながら進めます。ヒアリング・ご提案・お見積もりまでは無料です。
よくあるご質問
- ホームページとチラシ、どちらを先に作るべきですか?
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予算が限られているなら、チラシと、その受け皿になるLPのセットを先におすすめしています。遺品整理は地域密着かつ紹介経由が多い業種なので、紙の接点を先に作り、検索の受け皿を最小構成で用意する順番が費用対効果に優れています。
- 料金表を載せると、安さで比較されませんか?
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遺品整理の依頼者が恐れているのは「高いこと」より「いくらかかるか分からないこと」です。目安と変動要因をセットで載せれば、価格勝負ではなく「誠実さ」の勝負になります。むしろ載せていない競合との差別化になります。
- チラシだけ、ロゴだけの依頼もできますか?
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できます。チラシ単体、看板やロゴのみのご依頼もお受けしています。将来ホームページを作る際にデザインを揃えられるよう、先を見据えたご提案をします。
アルマジロスタジオは、名古屋・千種区の小さなデザイン事務所です。30年近く、いろいろな業種のWebサイトと印刷物を手がけてきました。
遺品整理業の集客は、ホームページ・チラシ・LP・看板と接点が多いぶん、バラバラに発注するとデザインも費用もちぐはぐになりがちです。当事務所はWebと紙の両方を一つの窓口で制作できるので、「遺品整理 空」様のように、LPからチラシ・看板まで統一されたツール一式をまとめてご相談いただけます。
なお、遺品整理と隣接するリユース・買取業のサイト設計については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
チラシの反響が落ちてきた、料金の見せ方に迷っている、ホームページが古いまま——そんな段階からご相談いただけます。
お見積もりは無料です。「まずちょっと話を聞いてみたい」という方には、気軽に話せる公式LINEもご用意しています。
名古屋で遺品整理業のホームページ・チラシ制作を考えているなら、一度ご相談ください。

